海王丸は、国及び財団法人日本船舶振興会の建造補助金、関係諸団体・業界ほか多くの国民の皆様からのご寄付を仰ぎ、昭和62年度から3カ年計画で建造を始め、平成元年9月15日竣工した大型帆船です。 同船は、当財団が保有し、独立行政法人海技教育機構がこれを練習船として運航し、東京海洋大学、神戸大学(海事科学部)、商船系高等専門学校、海技大学校、海上技術学校及び同短期大学校の学生、生徒に対する実習訓練を行うとともに、一般青少年を対象にした海洋教室、体験航海にも利用されています。 また、わが国が世界に誇る帆船として外国の寄港地において絶賛を博し、国際友好親善にも大いに役立っています。
海王丸:主要目表
帆装形式 | 4檣バーク |
船型 | 全通船楼甲板船 |
総トン数 | 2,556トン |
主機関及び出力 | ディーゼル1,500馬力×2基 |
機走時航海速力 | 13ノット(約24km)/時 |
航続距離 | 9,800海里(約18千km) |
全長 | 110.0m |
垂線間長 | 86.0m |
型深(船楼甲板) | 10.7m |
型幅 | 13.8m |
マストの高さ | 海面上約50m |
帆の総面積 | 2,760㎡(36枚) |
最大搭載人員 | 199名(実習生等定員128名) |